オーストラリア市場レポート 2010年6月21日
Sydney, 2010年6月21日, AEST (ABN Newswire) - 金曜日のオーストラリアの株式は、静かな取引を経て1セント上昇した。取引の中で投資家たちは警戒を続けたものの、金価格の上昇に伴い金関連株は急騰した。 S&P/ASX200 基準指数は24.6ポイント・0.54%上昇し4,551.9、全株指数は27.1ポイント・0.6%上昇し4,574.1となった。
週間において、 S&P/ASX200 は1.03%上昇、全株指数は1.28%上昇した。
月曜日の経済ニュースとしては、オーストラリア統計局による5月の新車販売データが発表となる。
企業ニュース
Overseas & General Limited (ASX:OGL) は中国の事業体 Zhejiang Materials Industry Fuel Group との間で、 OGL の Rahmat 石炭に対する供給契約決定への準備段階となる覚書 (MOU) を締結した。 Rahmat 石炭は、灰と硫黄が少なく中間的エネルギーを有することから、中国の同バイヤーからの条件を満たしている、と OGL は語る。 OGL の経営責任者である David Mason 氏は、近い将来における正式な供給契約を確信している。
Centennial Coal Ltd. (ASX:CEY) は金曜日、昨夜タイの Banpu Public Company Limited (BAK:BANPU) から文書を受け取ったと語り、 Banpu は Centennial における持分を増加させる直近の計画を有していないとする憶測を否定した。タイの同企業は最近 Centennial における持株を14.9%から19.9%へと増加し、オーストラリアの同石炭採掘企業における最大株主となった。 Banpu の声明により、オーストラリアの石炭部門における統合活動の波の中で、タイの同石炭採掘企業が Centennial に対する完全買収オファーを行うのではないかとの憶測が広まった。
オーストラリアのスズ探掘企業 Consolidated Tin Mines Limited (ASX:CSD) は、中国の潜在的な生産前販売・ジョイントベンチャーパートナーとの間で同社の Mt Garnet スズプロジェクトに対する協議を始める予定であると語った。同プロジェクトはクイーンズランド州北部ケアンズ近くの Herberton スズ地に位置し、オーストラリア最大規模のスズ生産地の一つの中にある。これにはクイーンズランド州政府による個別招待での Queensland-China 貿易・投資フォーラムへの参加が含まれる予定であり、約100名の中国の投資家が集まることが見込まれている。
土木請負企業 Brierty Limited (ASX:BYL) は、西オーストラリア州内の産業・住居用地に対する土木建設サービス提供に向けた2,500万豪ドル相当となる新契約4件を確保した。これらの新契約のうち3件は Landcorp とのもので、石油・ガス・採掘部門事業からの需要に対応するため Pilbara 地区内の産業用地の準備を早めるものである。4つ目の契約は LWP Property Group との間で、 Joondalup で開発される多段式住宅 Trinity Alkimos の第1段階に対するものである。
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